アメブロの方でも以前記事にさせて頂きましたが、

こちらでも絶対音感トレーニングの詳細を少しご紹介したいと思います(^ ^)

 

当教室では、幼児さんには絶対音感を身につけるためのトレーニングを行なっています。

しかし、このトレーニングはそう簡単ではありませんし、

時間を離して1日4~5回程度(1回2~3分)練習しなければならなくて、

お子さんにも親御さんにも根気がいるので、

お勧めはしますが全員強制はしていません。

 

 

絶対音感とは音を聴くと全てをドレミで答える能力があることをいいます。

完璧な絶対音感がつくと、机をたたいた音や、

包丁で野菜を切っている音なんかもドレミで答えることができるようになります。

 

そして絶対音感は、IQを永続的に10ポイント上げられると言われています。

成長期の子供の脳にとても良いですし、生涯音楽を楽しむ上でとても素晴らしい能力です。

 

実際に音を出して見なくても音がはっきり頭の中でイメージできるので、

言葉をしゃべるような感覚ですらすらと曲を作ったり、

様々なメリットがあります(^ ^)

 

実は、絶対音感は「天才」の人がはじめからもっている能力ではありません。

訓練なしに絶対音感を身につける確率は0,1%程度ですが、

幼少期に適切な訓練をすることによってほとんどの子供が身に付けれる能力なのです。

ただし、年齢が遅くとも6歳半までに始めないと身につかないというデータも出ています。

早ければ早いほど身に付く可能性は高く、2歳から行うことができます。

(色の識別ができれば可能。)

 

 

トレーニング方法としては、江口式絶対音感プログラムに基づいて行います。

現在のところ、確実に絶対音感を身に付けれる方法は、全世界で江口式プログラムだけです。

色ハタを使って、和音の響きで覚えていく訓練を行なっていきます。

 

単音で訓練を行うと、「高さ」を比べたくなってしまいます。

 

「絶対音感」は文字通り、音を「絶対的に聴く」ことができる音感のことで、

絶対音感」の場合の「絶対」という意味は、「比べない」という意味です。

ですから、他の音と比べて判断していては「絶対音感」はつきません。

 

和音にだって「高さ」はありますが、

「和音独特の響きの特徴」という、1番覚えやすい手がかりがあるために、

「音の高さという特徴」に注目することを妨げることができるのです。

 

そして、できるだけ単音を意識させないためにわざと「和音の名前」を教えず「色の名前」で呼ばせ、「色ハタ」を使って行ないます。

和音をしっかり覚えたら、「色の名前」から「和音の名前」に変え、そして「和音」から「単音」に分化していきます。

 

このような方法で当教室でも頑張ってトレーニングを行なっている子が数名いらっしゃいます(^ ^)

中には、お子さんの知能の発達が人より遅れていて、

ピアノは脳に良いと聞いて…と当教室にいらしてくださり、

このトレーニングも行ってくださっている方もいらっしゃいます(^ ^)

 

 

音楽を一生の友として、子供達の人生が幸せなものとなって欲しい…

私は、そう願っています。

 

「絶対音感」をもっている子供達は殆ど例外なく、

音や音楽にとても強い興味を持つようになります。

そして、音楽に関することが、簡単に、楽しく出来てしまい、音楽が大好きになります。

 

しかし残念ながら、絶対音感は言語の習得とよく似ていて、

身に付けるのにはタイムリミットがあります。

大きくなってからどんなに望んでも身に付けられるものではなく、

本人が無自覚のまま、周囲の人の考えで練習を始めざるをえないのです。

しかし、1度身についた絶対音感は一生失われることがありません。

 

「絶対音感」は、お母さんからお子さんに贈ることができる

最高のプレゼントではないでしょうか??